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 仕事の際にはうつになるが、私生活は元気で普段通り・・・このような一見、わがままとしか見えない「現代型うつ病」「新型うつ病」と呼ばれる新しタイプのうつ病が最近増加しています。

●従来型うつ病と現代型うつ病の違い

@うつ病に対する意識

従来型・・・自分はうつ病ではないという強い認識。
現代型・・・自分からうつ病であることを積極的に表明。

A治療に対する姿勢

従来型・・・最初は否定的。病気を受け入れた後は治療に協力的。
現代型・・・当初より診断に協力的。自分の意に反することについては、否定的となる。

B職場に対する感情

従来型・・・休んで申し訳ないという罪悪感、自責感。周囲への気遣い。
現代型・・・自分をうつ病にした会社への非難感情。自己の保身に終始する。

C職場復帰への意欲

従来型・・・病状が十分回復していなくても、焦燥感から職場復帰を希望。
現代型・・・職場復帰はできるだけ先延ばし、職場復帰の際に自ら条件を付ける。

 現代型うつ病は、従来通りのうつ病対応をしても、状況は改善しません。次のような対応が求められます。

従来型うつ病の支援方法・・・働き過ぎを防止し、職場におけるストレスが過度にならないような労務管理の支援など

現代型うつ病の支援方法・・・ストレス脆弱性や、職場適応力の低さなどを改善するための人材育成的支援など 

 現代型うつ病は、打たれ弱い未熟型人材が発症する可能性が高いとされています。
様々な社会的背景から、現代ではこうした人材が増加しています。
 メンタルヘルス対策として、打たれ強い成熟型人材に育てるための教育・支援も、これからは重要となるでしょう。

なお、メンタル疾患の症状は様々あり、一概に従来型、現代型と担当者が判断して、対応することは危険が伴います。

メンタル疾患者への対応は、医師・産業医や専門家の支援の下、行うようにしてください。


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