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●働く６５歳以上の年金、毎年改定へ　

　厚生労働省は、厚生年金を受給しながら働く６５歳以上の高齢者の年金額を毎年増やす仕組み（在職定時改定）を導入する方針を固めました。
　
　厚生年金は原則６５歳から受給できますが、厚生年金の加入資格を満たして働いている場合は７０歳まで加入する必要があります。
　現在は退職時または７０歳到達時までは支給額の見直しは行われませんが、在職定時改定は年金額の改定を毎年１回実施して、６５歳以降の保険料納付実績を翌年の年金額に反映させます。
　例えば、月収１０万円で１年間就労した場合は年額が７，０００円程度の増額、月収２０万円だと年額１３，０００円程度の増額、月収３０万円だと年額２０，０００円程度の増額になるとのことです。
　実施時期等の詳細を固め、２０２０年の通常国会に法案提出予定です。